こんにちは、TEDの動画を漁る…なおです。
最近見たテクニック系の動画の中で、
これ今までで一番分かりやすくて使える!
と思ったテクニックがあるのでここでまとめます。
まずこれが動画です。
サイモン・シネック氏の動画です。
ここでは人の心を動かす方法について述べられていて、勉強になるどころか私生活でもかなり使えるものになっています。
17分と少し長めですが、人の心を動かせるようになりたい!
そう思う方は一度は絶対に見た方が良いです。
私はもう10回以上見ました。
けど、この中にはちょっと辻褄が合わないところや難しい部分もあるので。
自分なりのフィルターも通して解説したいと思います。
〜この動画の概要〜
- 人はwhy(なぜ?)という部分に心が動く
- スピーチや営業の際は、この図の内側から外側にかけて説明する
- 私利私欲のためではなく、夢や理想のために行動した方が成功しやすい
ざっくり言うとこんな感じです。
しかし、「whyって単純なものじゃないな」と。
サイモン氏の動画で辻褄がどうしても合わないところがあったのでそこもふまえて考えてみました。
目次
人は論理ではなく感情で動く
ものすごく良い商品で機能などもしっかり伝えて、断れられる理由が何1つ見当たらないのに断られる…
なんで?意味がわからない!
営業マンなら一度は経験したことがあるかと思います。
でもその理由は簡単で、相手の感情を動かすことができなかったからです。
人は意思決定を論理ではなく、感情で行うと言われています。
実際この動画でもそのように解説されています。
なので逆に言えば、論理的にずれていても商品が粗悪だったとしても売れるということです。
新しい革命的な新商品、アプリ、サービスなど。
特に家電なんかは、最初は粗悪で高かったりしますよね。
サイモン氏の動画で”イノベーションの普及の法則”では
私はどちらかと言えばアーリーマジョリティに当たる部分に今はいます。
出始めの高くて粗悪な商品ではなく、価格が下がって品質が安定してから買います。
けど何時間も並んで買う人がたくさんいますね。
彼らは良い製品だから優れているから買うのではなく、
”なぜ”買うのか?
- 自分の価値観を表明したいから
- 賛同するため
- 一番乗りになりたいから
自分の気持ちを表明するために買います。
例えば震災直後、被災地の野菜は放射線のイメージから全く売れなくなりました。
しかし、懸命なアピールの末、少しずつ買う人が現れました。
それは被災地の野菜が美味しいのはもちろんのこと、それ以上に。
私は被災地を応援しているんだ!
イノベーターやアーリーアダプタ、むしろアーリーマジョリティの人も中にはいたのではないでしょうか?
人は感情で動く
その感情は”なぜ?”に動く
世の中の偉人たちはwhyから始める
例えば営業であれば、なぜその商品を紹介するのか?
- その商品を通してお客さんに幸せを与える
- お客さんにお得に便利に使って欲しい
- 安全から守りたい
なぜ?と言う部分に人は心動かされるので、
内側から外側に向かって話を進めて行きます。
- why:なぜなのか?
- how:どのように?
- what:何を?
例えば、エアコンを売る営業マンであれば、
私はエアコンで喉を痛めやすいですし、喘息と花粉症も持っています。
この時期はどこにいても辛いのです。
私みたいな、そんな方の力に少しでもなれたらと思い私は今ここにいます。
このエアコンは世界初の〇〇の機能がついた、我が社の最新式のエアコンなのです!
しかも〇〇で…
明らかに前者の方が心動かされますよね。
なぜならwhyから入っているからです。
「この人信用できそう!」とも思えますね。
そして、このwhyの部分なのですが、
- お金のため
- 会社のため
私利私欲のためだと心動かされません。
- 誰かのために
- 世界のために
言い方は悪いですが、綺麗事に人は心動かされます。
例えば、そのエアコンを開発した人は、お金のためもあるかもしれませんが、
”誰かのために”
これを考えて作ったことでしょう。
- 喘息で悩んでいる方
- 花粉症に悩んでいる方
- エアコンで喉を痛めてしまう人
お金のためだけに作られた不純な商品は中々売れることはないでしょうね。
自分の信念(なぜ?)+作り手の気持ち(なぜ?)
この2つを伝えるとより感情が動かされます。
世の中の「作る→売る」までのプロセスで、作り手と売り手の気持ちのギャップが大きいなぁといつも感じています。
作り手は信念を持って誰かのために作ったのに、実際営業マンはお金や会社のために商品を売る…
営業マンであれば、作り手がなぜ開発したのか?
なぜ自分はここにいるのか?
嘘でも良いので心動かすような理由を考えてみましょう、そしてそれを普段から口に出す。
毎日口に出していけば、そのうちその嘘が本当になります。
その綺麗事を本気で思えるようなピュアな強い心が必要にるのです。
恋愛に例えると分かりやすい
あなたは容姿も良いし、品も良い。
人間的に優れていて、しかも私と共通の考えや趣味がたくさんある。
どう考えてもあなたには私がぴったりだと思うのです。
もしよかったら付き合ってください!
…ないですよね。笑
正直言葉にするのは難しいですが…
私はあなたの笑顔が大好きなんです、会うたびにいつも元気をもらえます。
あなたの笑顔のためならなんでもできます。
君がいつも笑顔でいれるよう、それを邪魔するのものがあれば僕が守ります。
”一生一緒にいたい”本気でそう思います。
もしよければ付き合ってください!
ごめんなさい、ちょっと下手かもしれませんが。笑
後者の方がどちらかと言えば心動かされますよね?笑
告白する時は、
- 一緒にいて楽!
- 容姿が綺麗だから街を歩いていても恥ずかしくない!
- 言う事聞いてくれそう!
- 可愛いから!
う〜ん…
これはないですよね。
もっと綺麗でないと心には響きませんよね。
例え振られてしまったとしても、その正直な気持ちを伝えることができた人は人としてカッコイイですよね。
言われた方も嫌な気はしません。
もし理屈を言うなら気持ちを伝えた後、空気次第ではむしろ言う必要すらないかもしれません。
まとめ
人はなぜ?に心動かされる
営業マンであれば、
- なぜその商品が開発されたのか?
- なぜ自分はここにいるのか?
なぜ?の部分は私利私欲のためではなく
- 誰かのため
- 何かのため
人は綺麗事に心動かされる
なぜ自分はここにいるのか?
まずは自分の信念を持って表明し、賛同を得てからhow→whatへと進む。
営業だけではありません、これは私生活でも至るところで使えます。
ぜひ何かを説得したい時は”なぜ自分はそう思うのか?”
そこを自分で把握して、最初に伝えるようにしてみましょう。
私もこれを知って営業で使えようになってからお客さんの反応が変わりました。
そして自分も営業してて気持ちが良いのです。
このテクニックは一生使えると断言できますね。