突然ですが”営業マン”に対してどのようなイメージを持ってますか?
ツイッターで営業に対してのイメージを見ると、
ウチの会社の営業
性格悪いし素行も悪い…
最悪です(‘・_・`)💧— るな♪ (@yukichan01231) November 28, 2018
普通に人を思いやったり人に気遣いできるタイプの男は入社2年目あたりで転職を意識するよ。営業成績がいい男はウェイ系で性格悪いかどこかおかしい。本当に関わりたくない
— ウルピ (@hansyusseisyugi) September 9, 2016
営業マン=性格が悪い
という印象を持ってる方は多いかと思います。
確かに体感でも性格が悪い営業マンは多いと感じます、私の周りの営業マンも性格が悪い人だらけです。
その会社に長くいて尚且つトップともなると、周りの比にならないぐらい性格が歪んでいる人もいます。
そこで今回は”なぜトップ営業マンは性格が悪いのか?という点について考えてみました。
結論から言うと、
- 真のトップ営業マンは性格が良い
- 中途半端に成績が良い営業マンは性格が悪い
- 営業をやってると確かに性格が悪くなる人が多い
- 真のトップ営業マンとは成績だけでなく、人間的にもトップと言える人
私の行き着いた結論はこれです。
目次
なぜトップ営業マンは性格が悪いと言われるのか?
- 思いやりがない
- 素行が悪い
- 人の悪口を平気で言う
- 表裏が激しい
など…
色々言われていますが、なぜなのか?
考えてみました。
売りたくない物でも無理矢理売る
- この商品は果たしてお客さんに必要なのか…?
- 他社の商品の方が安くて質が良いのに…
そんな風に思う人は多いかと思います。
ただ、社内のトップ営業マンはその商品をバンバン売ってますよね。
必要のない商品を売る心理としては主に2つに分かれます。
- 会社、お金のために売る
- 商品に対する考え方を変えてお客さんのために売る
①は完全に性格が悪くなりますよね、お客さんを人として見ずにお金として見る人もいます。
それでは人に対して思いやりが欠如して行くのは当然と言えば当然です。また、商品を売るために笑顔で嘘をついたり都合の悪い事を隠すことになります。
②の場合は一見するとお客さんのためなのですが、無理矢理自分の考えを捻じ曲げて売っているので考えが捻くれて行きます。
某営業本にはこのように書かれていました。
確かにこの商品は粗悪で売れたもんじゃない。
それでも、売らないと、お客さんが今後もっと粗悪な商品を売りつけられるかもしれない。
だから私は粗悪な商品でも全力で売るのだ。
気持ちは分かるんですが、それを言ったら詐欺だって正当化できます。
今詐欺にあっておけば、今後耐性がついて詐欺に合いにくくなるかもしれない…
だから全力で詐欺をするのだ!と…
違いますよね?
②は性格が悪いと言うよりは、なんだか捻くれて行ってしまいます。
結果、周りからは性格が悪いと認定されるのでしょう。
自分を押し殺しているからストレスが溜まっている
トップ営業マンともなるとたくさんの商品を売る=たくさんのお客さんと会う事になりますね。
中には自分に合わないお客さんもたくさんいますので、けど商品を売るために何とか取り繕って、機嫌を取って…
本当に疲れますし、ストレス溜まります。
この考えで行くと、ノーマル営業マンでもかなりストレス溜まります。
ストレスが溜まるとそのはけ口が必要になりますね。
上手くコントロールできる人なら良いですが、そうでない人は
- お客さんの陰口を言う
- 社内の人、家族、友人などにキツく当たる
そのストレスが間違った方向に吐き出されてしまいます。
私の職場ではお客さんの悪口のオンパレードです。笑
いつも聞いててイライラします。
故に性格が悪いと言われてしまうんですね。
何かを得るために優しくするような習慣がついてしまう
例えば、元々性格が悪い人が営業をやると、お客さんに対しては良い顔でいないと中々売れないでしょう。
普段は性格が悪い自分、お客さんの時にだけ商品を売るために良い顔をする。
その二面性が垣間見えた時にギャップを見て「うわぁこの人性格悪い…」と思うようなケースもあります。
表裏がある=性格が悪い
こう感じる人は多いかと思います。
そして、世の中は基本的にギブアンドテイクで成り立っています。
お客さんに優しく接する=商品を買ってもらうため
長く営業をやってると「なんでリターンが無いのに私が〇〇しないといけないんだ!」と。
無償で何かをするのが馬鹿らしくなる人も中にはいます。
大人になるにつれて地位もプライドも高くなるのでしょう。
また、先日ツイッターで見たツイートなのですが、
離婚するならお前の代替えを用意しろ、独身の友達や知り合いを紹介しろ。営業ではそれが当たり前だぞ。
みたいな事を奥さんに言ってる人がいまして…
ツイートはもう無いのですが、あり得ないですよね。
仕事、利益を追求するが故の考えをプライベートに持ち込んでしまうと、そこの加減が分からない人は性格が悪い人認定されてしまいますね。
余裕がないからお客さん以外に気を配れない
- 数字を追って…
- 自分は売れる営業マンだからプレッシャーが…
- お客さんの機嫌を取って…
- 既存客のフォローをして…
トップ営業マンほどそれを維持し続けるプレッシャーや仕事量も多くなりがちです。
例えお客さんの事を考えていたとしてもキャパオーバーになると余裕はないかと思います。
そして、余裕がないからお客さん以外には気を配る事ができない。
素行の悪い売れる営業マンを私は何人も見てきました。
- 店員さんなど、お客さん以外の人に対して思いやりがない
- 歩きタバコ、ポイ捨てを平気でする
- 常に攻撃的
- 自分、お客さんに関係が無ければやりたい放題
ストレスのはけ口を知らない人は、常にどこかでストレスを発散しようとしてますので。
些細な事で切れたり当たりがキツくなります。
些細なことがあると「ラッキー!ストレス発散できる♪」と本能で感じています。
最近話題のあおり運転もそうですね。
煽ってる側は「こいつふざけんじゃねぇ!」とキレてる反面、内心ではストレスが発散できる口実ができて喜んでいます。
自分では気づいていませんが。
何をもって”トップ”と呼ぶか
そもそも何をもって”トップ”と呼ぶか?
みんなが思うトップ営業マンって実はトップじゃありません。
社内の狭い世界だとそれがトップだと錯覚してしまうのです。
まぁ確かに”社内”ではトップかもしれませんが。
世の中は広いです。
レベルで言うと、MAX10だとしたら、
人間的に未熟で性格が悪い人は、7.8ぐらいまでしか行けません。
9.10になるには性格が良くないと辿り着けません。
真のトップ営業マンとは?
”成績が良い”+”人間的に優れている”
これが真のトップ営業マンだと私は考えます。
自分の機嫌をコントロールする事ができる
これ超重要です。
めちゃくちゃ機嫌が悪いと、周りの人から見たら分かりますよね。
例え社内で隠せたとしても、仕事が終わった瞬間に鬼のような機嫌の悪さで別人になってしまいます。
- ストレスのはけ口を用意してる
- 逆にストレスが溜まらないような思考を持ってる
- 毎日同じ気持ちで営業できる
そのために、私生活から考え方まで管理できる営業マン。
- 自分は何をすれば機嫌が良くなるのか?
- どんな時に機嫌が悪くなるのか?
- そのためには何が必要なのか?
ちゃんと自分を把握して、自分をコントロールするのは、ビジネスマンとしては当たり前、トップ営業マンからしたら朝飯前なのです。
お客さんも社内の人も関係なく接する事ができる
「ありがとうございました♪…あーあいつマジ面倒臭かった。」
こんなこと言ったり、思うような人は一流ではありません。
お客さんに対しても、社内の人に対しても、そして家族友人に対しても、全ての人に敬意を持って接することができる人が真のトップ営業マンです。
ストレスが溜まったり、立場が上になると、器の小さい人は自分より仕事ができない人を見下したりします。
けど、本当のトップ営業マンは新入社員に対しても敬語で話したりするのです。
大先輩からいきなり敬語で話されるとちょっと困惑します。笑
どんな人にも必ず良い所があって、そこを把握し敬意を持って接する。
一時的にはできたとしてもそれを長期的にするのは中々至難の技なのです。
本気でお客さんの事を考えられる
そもそも営業マンはお客さんのためにいるものです。
- 背中を押してあげる
- お客さんに合った提案をする
- お客さんが知らなかった事を伝える
しかし、そのお客さんの事を本気で考えられない営業マンが多いのは事実です。
- 金のために売る!
- 予算がやばい!
- 会社のために!
真の営業マンはお客さんの事を本気で考えます。
そして時には、お客さんに合わないと思ったらあえて商品を売らない事もあります。
とにかくバンバン売って数字が良い人がトップ営業マンではありません。
そもそもの営業の本質
”お客さんのために”
ここを芯に持って行動する人が真のトップ営業マンです。
営業は演者ではない
よく「お客さんには演技しないと!」
と元気よく発言する営業マンがいます。
確かに、本当にどうしようもないお客さんに対しては必要かもしれません。
しかし、全てのお客さんに演技するのは…
自分がお客さんだったらどう思いますか?
すごい良い営業マンだと思ってたら、実は全て演技だった…
ものすごく嫌じゃないですか?
私の周りにはたくさんいます、本当にイライラします。笑
もう単純に、自分が嫌がる事は人にしない
という事です。
自分が「こんな営業マンだったら嬉しいなぁ」
そう本心で思える営業マンの像を浮かべてそこに向かって突っ走るのみです。
結果それが演技っぽくなってしまうのはしょうがないですが、演技してお客さんに接するのはやめましょう。
まとめ
営業が性格が悪いと言われる理由は、
- ストレスが溜まる
- 余裕が無い
- 数字を追うあまり、考えが捻くれていく
- 表裏がある
真の営業マンとは、
- 自分をコントロールできる
- 誰に対しても敬意を持って接することができる
- お客さんの事を本気で考えられる
そう、数字だけが良い人がトップ営業マンではないのです。
真のトップ営業マンは、人間的に優れているものです。
性格の悪い営業マンがいたら「あ〜この人は二流だなぁ」思い、
現役で営業をやったる人は、ぜひ内面を見直して真のトップ営業マン目指して頑張りましょう!