「自分が若い頃はこんなのあり得なかったのに…」
「一体どんな環境にいたらこんな風になるのか…」
いつまで経っても成長せず、そんな新人に対して頭を悩ませている先輩方は多いかと思います。
何回言っても分からないし、そもそも向上心がないし…
打つ手なし!
例えモチベーションクラウドを使ってもこれはどうにもならないことでしょう…
まぁこの動画とこの記事の内容はズレてるので気にしなくて大丈夫です。(打つ手なし!の部分だけ見せたかった)
今回はそんな新人に出会った時のマネージメント方法について紹介します。
目次
部下に何かを求めるなら「まずは部下が求める事をする」という意識
そもそも部下の事を「使えない…」と言う前に、自分が部下に対して何ができているか?と。
人として当たり前かもしれませんが、ついつい忘れがちですよね。
例えば営業でも、お客さんのためになる事や、「ほぉ〜」と唸るような知識を教えてあげるとお客さんからの信用を勝ち取りやすいですよね。
部下のためにもなり、尚且つある程度の要望にも答えてくれますよね。
なので「使えない…」と文句を言いたくなる気持ちはすごく分かりますが。
まずは部下のためになる事を少しでも良いのでやっていきましょう。
人は常に何かと戦っているという事を理解しているか?
- 敬語が使えない
- 愛想がない
- 成績が悪い
- なのに向上心がない
など…
呆れて物も言えないような部下でも、実は心の中ではたくさんの悩みがあり、常に何かと戦っているのです。
使えないと思われている部下ほど何かと葛藤しているものです。
部下も一人の人間です。
自分の考えを持ち、自分の人生を何十年も歩んできた一人の人間なのです。
そこを今一度理解する事が大切です。
まずは、自分の考えを持った一人の人間だと再認識する
分かってると思ってももう一度見つめ直してみる
何と戦っているか部下の考えを引き出す
ですので、まずは部下の考えを導き出し、人となりを理解することが必要です。
ここで言う理解とは”認める”と言う意味でもあります。
不満に思ってることや自分への悪口でも全然okです、本音で話してくれれば最高ですね。
でもそんな簡単に自分を曝け出してくれる人もそう多くないはず。
聞き出す方法としては、
とにかく色んな角度からアタックしまくることです。
- 褒める、変化があったら気づいてあげる
- 休憩中に雑談してみる
- 笑いをとる
- ご飯に誘ってみる
恋愛や営業と一緒です。
あなたが営業で培ってきた技術を使えばそう難しいことではないでしょう。
どうしても馬が合わないのであれば、合いそうな人を選んでマネージメントを任せても良いかもしれませんね。
ただ意識を変えて、部下をおざなりにするのではなく、大切に考えましょう。
”部下を好きになる”という事です。
人間誰しも良いところの1つや2つあるのは分かりますよね?
意外と話して見ると面白い考えが聞けるものです。
使えないと思われてる部下も、実は色んなことで悩んでいるものです。
考えを聞き出せたら、その考えを元に理想や目標を明確にしてあげる
営業では結果を出すことが全てではありません。
いや、会社のことを考えればそうかもしれませんが、
その人にとっては結果を出すことがゴールではなく、営業を通して幸せになることがゴールです。
今の若い人は”仕事は人生の中のたった一部”と捉える人が多いのも事実です。
- ずっと座って事務仕事は嫌だから
- 営業は稼げると聞いて
- 夢があってその修行として営業をやっている
抽象的かもしれませんが、その仕事を選んだからには何かしら理由があります。
例えば部下が、
自分の本当にやりたい事が見つからない…
営業楽しくない…
と言うのであれば、じゃあそのやりたい事を一緒に見つけて行こうじゃないかと。
その人に合った適度な距離感を保ちつつ、協力してあげましょう。
かなりのエネルギーを使うことになるかもしれません。
人によっては面倒かもしれませんね。
しかし、ここは自分が成長するチャンスだと思って取り組んでみてください。
使えない部下でも、納得のいく答えにたどり着けば多少なりとも成績は上がる
悩みが明確になり尚且つその悩みを解決しようと前向きになった部下は強いですよ。
その悩みを解決しようと日々考えているので、それは業務中にも…
実際、お客さんに対してもその悩みをぶつけて、お客さんと仲良くなり契約を取ってくるケースもあるのです。
考えながら業務に取り組む事により、自分なりの営業のスタンスも生まれ、楽しくなって成績が上がるかもしれません。
もしかしたらいずれお客さんに引き抜かれるかもしれませんけどね。
しかし、その部下が幸せになってくれれば最高じゃないですか?
会社のためにはならないかもしれませんが。
後に、「〇〇さんに出会ったおかげで今の自分があるんです!あの時はありがとうございました!」
なんて連絡がきたら嬉しくないですか?
人は会社のために生きているわけじゃありません。
まずは目の前の部下に対して
”自分には何ができるのか?”
謙虚な姿勢で部下のことを本気で考えてみませんか?
なんとなく仕事をするのではなく、
「なんのために仕事をしているのか?」
目標を明確にして仕事に取り組んでもらう。
まとめ
どんなに使えないと思う新人でも、しっかりとマネージメントすると仕事ができるようになるケースはたくさんあります。
確かにそれは本人の問題もありますが、少なからず周りや上司の問題でもあるのです。
そして”使えない”と言う言葉もあまり使うことはオススメできません。
人は物ではないのでね。
嘘かもしれませんが、そういう小さな言動にも敏感な新人さんは多いです。
部下が使えないのは上司や周りの責任でもあるのです。