こんにちは、第一印象は割と良い、なおです。
営業の勉強をしている方なら
- 第一印象は大事!
- 第一印象は出会って〇秒で決まる!
- 第一声は〇〇…!
ネットや本には第一印象について散々書かれていて、最初は私も第一印象を最高にしよう!と意気込んで営業をしていました。
が、しかし!!!
”どんな状況でも、第一印象が良い方が本当に良いのか?”
第一印象はそんなに関係ないし、むしろ第一印象が良すぎると後々キツくなる…
最近このように思う機会が多くなってきました。
そこで今回は、第一印象の良すぎは後々キツくなる
と言うことについて解説していきます。
〜この記事はこんな人に向けて〜
- 第一印象が悪くて悩んでいる人
- 一所懸命第一印象を良くしようとしている人
目次
まず、お客さんと接する時間はどれぐらいか?
まず前提として、第一印象のレベルは、お客さんと接する時間によって決めた方が良いと考えます。
そしてそれは、第一印象を自分のキャパ以上に良くすると後々物凄いエネルギーを使う
という事です。
例えば、5分で終わる接客が永遠に続くなら、第一印象を全力で良くして終わるのが良いですし。
逆に1時間お客さんと居なければならないのであれば、第一印象はほどほどにして、徐々にお客さんに好印象を持ってもらうようにするのが良いのです。
この記事では、お客さんと1時間一緒にいたり、長く付き合いが続くような場合の事を想定して書いてます。
第一印象が良すぎると後々キツくなる
例えるなら
美人は3日で飽きて、ブスは3日で慣れる
容姿は第一印象ですよね。
美人は第一印象が最高ですが、時間が経つにつれて内面でそれを維持、もしくは更に上を行くのは中々厳しいですのです。
逆にブスの場合ですと、最初は微妙かもしれませんが、最初の印象より下がる事、もしくは下がっても振り幅は少ないので。
平行線を辿るか上がるかの二択になることが多いです。
それを営業の第一印象に置き換えると、悪くしろとは言いませんが、最初に飛び抜けて良すぎると、それを維持したり更に上を行くのはかなりキツイという事です。
なので、第一印象が悪い人と言うのは長い付き合いにおいて
”伸びしろがある”
という事なのです。
例えば、同じぐらい親切で優しい青年が2人いるとしましょう。
一人は見た目が強面、もう一人は普通の青年。
けど、最終的に印象が良いのは”強面の人”なのです。
強面の人は見た目が怖いけど、中身が優しい。
普通の人は見た目優しそうで、中身も想像通り。
見た目が怖いから、普通の事をしてるだけなのにやたらと印象が良くなる…ずるいですよね〜。笑
相手からしたら良い意味で期待を裏切られ、安心感も得られる…
第一印象のギャップにより、より好印象に思ってくれるのです。
極端に言うと、第一印象が悪いとその後は良くなる一方。
なので、第一印象は”ほどほどに”良くした方が良い
とびっきりの笑顔で「今日はよろしくお願い致します!!!」
”若い奴は元気が一番”上司は言うかもしれません。
けど、そのテンションいつまで続きますか?
テンションが続かないで、落ちてくると
- 「あれ、元気なくなったな」
- 「なんか変な事言ったかな?」
- 「なんかムスッとしてるなぁ」
- 「最初の元気はどこ行った?」
相手を不安にさせたり、印象が悪くなる可能性は大です。
私はそんな接客をたくさんしてきてしまいました。
最初だけ印象が良いけど、身の丈に合ってないから段々印象が悪くなる。
そして最終的には、”中”もしくは”下の上”で終わる。
これからの長い人生、その無理やり上げたテンションでやっていきますか?
自分の身の丈に合ったテンションで、第一印象もほどほどに。
自分らしく、テンションは自分の素にちょっとプラスしてやるぐらいで良いのです。
だからといって第一印象を悪くしすぎると”アウト”
人の価値観にもよりますが、
回帰不能なほどの険悪感を与えたら”終わり”です。
極端ですが、初対面で「ペッ!」ってツバを服に吐いてきたらどう思いますか?
「は?意味分からん、もうこいつ無理だ…」そう思う方がほとんどかと思います。
こんな最悪の第一印象を与えたら回帰不能です。
なので、第一印象が良すぎるのもオススメできませんが、悪すぎるのはもっとオススメできません。
回帰不能なラインは人それぞれです。
例えば、
- 口が臭い
- 言葉遣いがなってない
- スーツが汚い
- 爪が伸びてる
厳しい人はたくさんいます。
なので、もし第一印象を下げるなら、最低限のラインを自分で考えてそのラインを下回らないように意識しましょう。
私の場合は、身だしなみは基本的に良くしますが、最初のテンションはほどほどに、笑顔も7分目ぐらいです。
最初に中の上ぐらいで入っていって、そこから上の上まで上げるよう意識しています。
終わり良ければすべて良し。最高の終わり方を目指して計算する
会話には波があります。
上がったり、下がったり、それは”自分が与える印象”もそうです。
そこの波を上手くコントロールして、最後に最高のビッグウェーブで終わるのをゴールするよう意識する。
なので、どんなに微妙な関係になったとしても、最後まで諦めては行けません。
最後の最後に気持ちいい挨拶で終われば、「あ〜まぁ良い人だったなぁ」相手はそう思ってくれます。
なので、
最後に感謝を込めて最高の挨拶をする
一番最初に私が心掛けたのはこれだけです。
どんなに微妙になったとしても、最後に感謝を込めて最高の挨拶をする。
すると割と好印象で相手も気持ちよく終わることができます。
逆に凄く良い関係を築けていたのに、最後の挨拶が曖昧になってしまうと…
最後の最後に勿体ないですね。
せっかく築き上げて来たものがチャラになることもあります。
なので、どうしたら良いか分からない人は、まずは最後が勝負だと思って。
最高の好印象を与えることができる挨拶を考えてみましょう。
終わり良ければ全て良し
これができるようになれば、最初から飛ばして行くのが理想
会話や印象の波をキャッチして上手くコントロールできるようになってきたら、最初に好印象を与える。
気づいた方は気づいてるかもしれませんが、この戦法、
ちょっとダラけてますよね?
最も疲れずに尚且つ最高の印象で終わる。
確かに、効率は良いのかもしれませんが、私は常に全力で最高の接客をしたいものです。
しかし、身体が追いついていかない…疲れ顔になります。
なのでそんな方も、最高のゴールを迎えることができるようになってから、最初や中盤で好印象を残せるようなポイントをぶっ込んで行けば良いのです。
常に全力で最高の接客をするのが理想ですが、それができないならテンションをコントロールする。
そのコントロールをすることで、全てのお客さんに最高の接客を行うことができます。
なんでもかんでも全力でやれば良いってものでもないのです。
結果、それがお客さんの満足度に繋がり、好印象で終わることができるか?
私は全力で接客してきたからこそ、この重要なポイントに気づくことができました。
まとめ
必ずしも第一印象を良くすれば良いものでもないのです。
むしろ気をつける点は最後の印象です。
世間では第一印象でその人が決まる〜なんて言われていますが。
私はそうは思いません、決まるのは最後です。
色々振り返ってみても、その人の印象は最後に集約されていますし。お客さんの声を聞いても、最後の印象が強く残っているのです。
なので是非、人に与える印象をコントロールして、
”この人で良かった”
そう思ってもらえるように最高の接客をしましょう!
〜この記事のまとめ〜
- 第一印象が良すぎるとそれを維持するのが難しい
- まずは”最後”に最高の好印象を与えて終われるように
- 慣れたきたらそのゴールに向かって会話や印象の”波”をキャッチしてコントロールする