こんにちは、現役営業マンのなおです。
営業をかけることに抵抗があったり、罪悪感がある人は一定数いるかと思います。
特に営業を始めたばかりの頃は、申し訳なさでいっぱいになって精神的にやられる人は多いかと思います。
かつての私がそうでした。
だって営業かけられて嬉しい人なんてほぼいないですもん。
いつも心の中で謝っていましたし、毎朝起きるのがシンドかったです。
環境が悪かったのもあるかと思います、周りは鬱病気味になって私含めて同期は全員辞めてしまいました。
けど次の会社でも営業をやり、そこで営業を続けていくにつれて、
「営業って必ずしも悪いものではないんだな」と気づく事ができました。
自分なりに考えて、罪悪感なしで売るコツを見つけましたのでまとめてみました。
〜この記事はこんな人に向けて〜
- 営業することに抵抗や罪悪感がある人
- その罪悪感で潰れそうな人
目次
なぜ罪悪感があるのか?
そもそもなぜ罪悪感があるのか?
ここをまずは理解する必要があります。
理由は主に2つあります。
時間を取ってしまうから
営業をかけるのに多少はお客さんの時間をとってしまいますよね。
テレアポやキャッチ、飛び込み営業など…
お客さんも暇じゃありません、お客さんから怒られたり嫌な顔をされた経験は誰しもあるかと思います。
しかも商品を買ってくれる人は、時間をとってくれた人の中のほんの数%、もしくはそれ以下ですよね。
「お時間いただきありがとうございました」
私の口癖でした、申し訳なさすぎます…
こっち都合で商品を売っているから
これが最も多い意見かと思います。
その商品は誰のためにあるのでしょうか?
そして誰のために売るのでしょうか?
お客さんですよね。
けど、
- 各営業マンの成績表を張り出される…
- 周りと比較される…
- 毎朝朝礼で、今日の目標は〇件で〜今月はあと〇件で〜
- 売り上げが悪ければ個室に呼ばれて詰められる…
こんな環境ならお客さんのためではなく、会社やお金のためになってしまいますよね。
これはもうしょうがないです。
先輩の中には
”お客さんを人ではなく、お金として見て営業してる”
そんな人も中にはいますよね。
お客さんを自分たちのために利用する
周りがそんな考えなら罪悪感が生まれて当然です。
むしろ罪悪感が無い人は…
ちょっとヤバイですよね。笑
罪悪感を持たずに営業するためのコツ
ここは商品が粗悪でないと事が前提です。
そして考え方を変えるにしても、決して傲慢になってはいけません。
ここで苦しんでいるあなたは優しい心の持ち主です。
それは強みであり絶対に潰してはいけない部分なのです。
時間を奪ってしまう罪悪感の考え方のコツ
時間を奪ってしまうと申し訳ないですよね。
先輩からは、
”たくさんの人に嫌われて、でも一部の人に喜んでもらう。それが営業だ!”
と教わりましたが、なんだか腑に落ちません。
自分なりに考えついた答えは、
人は生きているだけで、好かれたり嫌われたり、誰かを喜ばせたり、傷つけてしまったりしますよね?
全員の人に嫌われず、傷つけることなく生きることは不可能です。
100%はあり得ないのです。
人生を営業に当てはめると、全員に好かれること(時間をとって感謝されること)はないと。
けど喜んでくれる人がいるのも事実。
なので、お客さんの時間を奪うことを極端に恐れる必要はないのです。
全員の人に好かれるように生きるのは不可能で、もしそれを実行するなら自分らしさは消え息苦しさで精神的にやられるでしょう。
営業も同じです。
あとは、ポジティブに考えればその人の知見を広げることにもなるかもしれませんね。
ただ、傲慢に開き直ってお客さんの時間をガンガン奪いに行くのは違います。
「私がわざわざ最高の商品を教えてやってんだぞ!」
なーんて最悪ですね、そういう先輩も過去にいましたが、何様ですか?と。
お客さんの貴重な時間を割いてもらっているということを忘れずに、最後は、
”お時間いただきありがとうございました”
時間をもらったことに対して感謝の気持ちを忘れずに、しっかり全員に伝えましょう。
感謝されて嫌な人はいないです。
”終わりよければ全て良し”
ですよ。
その謙虚な姿勢がお客さんに響いて、後々契約に繋がったケースもたくさんありました。
”営業=売る”ではなく”教える”
ゴリゴリに売ると考えるから罪悪感が出てきてしまいます。
けどしょうがないですよね。
各営業マンの成績表を張り出されて、周りと比較されて、売り上げが悪ければ個室に呼ばれて詰められる…
そんな状況ならお客さんに売ることに抵抗や罪悪感が生まれるのは当然です。
そんな環境で意識しなければ、自然と会社やお金のための営業になってしまいます。
しかし、営業=売るではなく”教える”と。
こう考え方を変えればいくらか気持ちが楽になりませんか?
罪悪感は減りますよね?
もし周りの人がゴリゴリに売りつける営業マンだらけなら、その営業マンに流されてはいけません。
考え方が捻くれてしまいます。
ここは少し気楽に考え方を変えて、お客さんに商品やその良さ教えてあげましょう。
お客さんが「もう知ってるし、いらないよ!」ということでしたら、お客さんに合わせた利用シーンを提案すれば
「あ、そういう使い方もできるのね」と。
お客さんが知らない部分もたくさんあると思うんですよね。
その商品を好きになる
例えば、
- この前行ったラーメン屋さんが美味しかった
- 映画が面白かった
- ためになる本を読んだ
- 面白いゲームアプリを見つけた
これらの事を友達にオススメするなら抵抗はないですよね?
むしろ力説してしまいますよね。笑
なぜなら”自分が本当に良いと思ってるから”です。
ですので、自分の売っている商品が良いものならまずは好きになりましょう。
可能なら自分で使ってみて、その商品の良いところをどんどん見つけていきましょう。
本当に好きで最高だと思っているものは人に教える時に罪悪感はほとんどないものです。
ただ、ここはその商品にゾッコンにならないで客観的に見られる余裕は持ちましょう。
宗教やMLMの勧誘のように、怖い目で力説されるとお客さんに引かれてしまいます。
自分の気持ちに正直になって、心の底から良いと思う。
洗脳ではありません、自分を騙してたら本当の自分が分からなくなってしまいます。
また、お客さんは友達ではないので、距離感や熱量はほどほどにしないと、引かれて話を聞くどころではなくなってしまいますので。
そこは上手く調整していきましょう。
まとめ
〜今日のまとめ〜
罪悪感が感じるのは
- 時間をとってしまうから
- こっち都合で売るから
罪悪感を感じないようにするためには
- 人生=営業、人から好かれることもあれば嫌われることもある。なので、全員から好かれようと思わないこと。もう少し気楽に。
- 営業=売るではなく”教える”
- 商品を好きになる
営業を長くやると、周りの環境や商品を売るために、自分らしさを捨てて脳を騙して洗脳して…
痛い営業マンになる人は結構多いです。
けどその先輩を見て、営業をして今あなたは違和感を感じていますよね?
ぜひ、自分らしさを忘れずに、その優しい心、感謝の気持ちを持って、また今日から一緒に営業を頑張りましょう。
そして、もし辛くて精神的にやられそうなら、一回営業の現場から離れてみるのもありですよ?
私は一回精神的にかなりやられましたし、周りも鬱病になったりと…
営業は合わないと本当に辛いです。
無理せずいきましょう。